気づかないからこそ、早期発見が大切です。

歯を失う原因のトップに位置しているのが歯周病です。その理由として挙げられるのが自覚症状の少なさ。歯周病の初期段階は痛みや違和感がありません。しかし、徐々に歯周病菌は歯肉の奥へと侵入。違和感に気づいた頃には、症状がかなり進行しているケースが多く見受けられます。実際に軽度から重度までを含めると、20歳以上の8割強の方がかかっているといわれています。

だからこそ、定期健診を心がけ、気になる部分があったらすぐに治療を行い、お口の中を綺麗に維持していく必要があるのです。

歯に付着した歯垢（プラーク）は磨き残しが原因のため、ブラッシングの癖を知らないと除去することは困難です。また時間が経過して歯垢が歯石になるとセルフケアではほぼ対応できません。そこで、スケーリング・ルートプレーニング処置（SRP）により歯石を除去する必要が出てきます。歯の表面や歯周ポケットなどにある感染部位を清掃すれば、細菌数が減少。炎症が改善し、歯周組織が整う効果が期待できます。

歯茎の溝（歯周ポケット）に炎症がおきている際、有効な治療法です。 歯と歯茎の間にレーザーを照射し、殺菌を行います。細菌数を減少させて、血行改善効果もあるため、続けると引き締まった健康な歯肉に戻ります。歯肉を切開する必要がないので、出血することもほとんどありません。